ここちらから自宅等へ訪問し、本人とのつながりをつくります。
家族以外とのかかわりがなくなってしまった。自宅から外出する機会がなくなった、社会とのつながりがないなど、気が付けば、自宅から外に出ることが困難になってしまっている場合があります。
また、他者と話す自信がない人や大勢の人が苦手で外出できない人、友達がつくりたいけど一歩踏み出せない、他者の視線が気になってしまったり、見られている感じがして外出が怖くなってしまったりする人もいます。
さらに、ご家族や親戚などの身内では、いろいろと試みたけど・・・
「手詰まり」「煮詰まっている」「どうしていいか、わからない」
など、不安を感じている場合もあるかもしれません。
このような場合、相談窓口を用意していても、来所はできないため、身動きがとれなくなってしまいます。
訪問では、こちらから自宅等へ出向くことを意味し、訪問を通じて本人との接触を試み、つながりをつくっていくことになります。
訪問までの流れ
- 問い合わせ
メールや電話、来所など、ご家族等から事情をお聞きし、まずは来所による相談(事前相談)の日程を調整します。 - 相談(事前相談)
専門相談員が、本人の現状等をお聞きします。訪問相談や家族の対応等を一緒に考えます。 - 訪問
事前相談を経て、訪問相談が決まった場合ピアサポーター(支援員)を決定し、家族等との顔合わせを行います。
家族等との顔合わせの後で、日程調整し、訪問となります。本人との対面ができない場合でも、状況が改善できるように一緒に考えます。 - 外出同行
本人と会えるようになり、継続して訪問しながら、自宅以外で時間を過ごす機会をうかがいます。以前出かけていたところ、好きな場所、いってみたいところなどを聞き、一緒に考え、出掛けます。
本事業では、当法人の特徴であるピアサポーターと呼んでいる支援員を配置し本人とその家族へのアテンド(伴走・寄り添いなど)を行っています。
本人とは、趣味や興味、関心事など話が合いそうな同世代のピアサポーターと、まずはマンツーマンで個別に対応し、信頼関係づくりからはじめます。
家族とは、悩みや不安を抱え、困惑などの状態にある親御さんから同じ経験や近い感覚をもつピアサポーターと個別ないしは、グループで会い、信頼関係づくりをはじめます。
この事業は「東京都社会参加等応援事業」の支援を受けて実施しています。
「東京都社会参加等応援事業」とは、東京都が、NPO法人等を育成・サポートすることにより、ひきこもり等の状態にある若者の社会参加を応援する事業です。