NPO法人 ピアサポートネットしぶや
◇連絡先
・電話/ファックス:03-6459-3848
・受付時間:午前10時から午後6時
・定休日 :土曜・日曜 祭日
・住所:東京都渋谷区恵比寿4-7-6 KTビル201
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・メール:info@peersupport.jp
設立の経緯と私たちの活動
若者が若者を支える
1990年代、兵庫県神戸市で児童連続殺傷事件が発生し、地域(大人)の目の届かないところで起きた事件に衝撃がありました。
子どもを取り巻く閉塞感に危機感を持ち、1999年、渋谷区上原社会教育館で、「中高生クラブ」講座を開講し、中高生の居場所づくりを、地域の大人に投げかけました。賛同したPTA、民生児童委員、青少年委員など様々な地域活動に参加している大人が、それぞれの中学校区で中高生の居場所づくりを行い、渋谷ファンイン(ファンインは、中国語で歓迎の意)が誕生しました。
渋谷ファンインでは、大人は困った時の助け船として存在し、中高生が自由にいられることを確保する。そのうえで、①誰もが気楽に、②自分を認め、③挑戦するチャンスがある、④仲間ができるように、サポートするのが、中高生に近い存在である大学生で、ユースパートナーという役割を担いました。
ピアサポートという支え
2000年代、登校しぶりや不登校になった子どもが居場所に来るようになりました。渋谷区と不登校への対応を協議するなかで、2004年に「渋谷ファンイン・ピアサポート委員会」を設立しました。
当時、大学では、学生同士の支え合い活動(大学へのスムーズな移行や充実した学生生活をサポート)として、「ピアサポート」が広く浸透していたため、大学生に馴染みのある「ピアサポート」という用語を使い下記項目を役割として、「ピアサポーター」としました。
- 自宅への訪問、学校・適応指導教室・居場所への送迎(同行)
- 年齢の近い若者として、上下関係や抑圧的ではない存在(マンツーマン対応)
- 互いに学び、育ち合う関係
- 定例ケース会議への出席
ピアサポートの広がり
渋谷ファンイン・ピアサポート委員会では、小中学生を対象として取り組んできましたが、高校、大学での不登校・中退、大卒者離職率の増加などの課題もあり、対象年齢(概ね15~34歳までの若者)を引き上げ、2009年にNPO法人化しました。
あゆみ
2009年(平成21) 2月 | NPO法人設立認証 |
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4月 | 事業開始(相談、訪問、居場所) |
9月 | 内閣府アウトリーチ研修生受入開始 |
10月 | 学習支援開始 |
2010年(平成22) 4月 | 社会参加事業開始 |
2012年(平成24) 6月 | 児童虐待防止への取り組み開始 |
2013年(平成25) 8月 | 40才前半まで対象者を拡大 |
11月 | 虐待防止に取り組む地域ネットワーク「渋谷ピアネット」創設 |
2014年(平成26) 7月 | 若者自らソーシャルアクションを起こすゆるやかなネットワーク 渋谷わかもの会議創設 |
2015年(平成27) 4月 | 生活困窮者自立支援法施行に伴い年齢の上限撤廃 女性を中心にした居場所「編みカフェ」をはじめる |
2016年(平成28) 4月 | 夜の居場所(食事付、学習支援)をはじめる |
2017年(平成29) 7月 | 女子の居場所の定期化 びあっとカフェ(HPへ)へリニューアル |