9月15日におらが大槌夢広場主催「こども議会」に協力団体として参加してきました。このプログラムは、町の復興の担い手育成の一環として行われています。
今回は、OYCP(大槌青年協力隊)メンバーを含む高校生を含む13名が参加し、岩手大学広田教授を中心にまちづくりワークショップを行いました。大槌のもつ自然環境を大切にしてきたい気持ちとともに、にぎわいも必要という高校生らしい楽しみの視点も出されました。今後月に1回の集まりを通して、話し合われた内容を町に提案し、その案を最終的には実現していくことにしています。
またOYCP(大槌青年協力隊)代表の翔君が、切望していたお祭りに行ってきました。翔君は郷土芸能の一つである安渡虎舞に所属しています。海との関係が深い大槌町では、虎が千里をかけるという言い伝えから、漁師の方々の守護神のような象徴として、江戸時代から受け継がれてきたそうです。
安渡地区にある大槌稲荷神社の例大祭と大槌町の中心部に位置する小鎚神社の例大祭が、9月に連続して行われています。今回は21日の大槌稲荷神社宵宮、22日例大祭に行ってきました。お祭りを通じて、地域の方々との交流を深めてきました。郷土伝統芸能である虎舞や神楽、鹿子踊、七福神など私たちには物珍しい伝統を、お年寄りに尋ね、楽しい記憶を呼び起こす機会に、また私たちにとっても地域をより深く理解し、今後の活動につながるより深い信頼関係づくりになりました。祭り囃子に血が騒ぐというのでしょうか、とてもお祭りを心待ちにしていたように感じます。炊き出し時からお世話になっている自治会長を務める佐藤稲満さんのお宅に招かれ、今後の町内の取り組みや震災以降に聞き取り調査によって取りまとめた資料など貴重な情報をお聞かせいただくとともに、祭事に大槌でよく召し上がる赤飯や煮物をいただきました。
様々な演舞には、多くの子どもが参加しているのにびっくりしました。地域の伝統を大切にする心が生きづいていることを感じました。ピアサポでは、演舞を披露してくれた子どもたちへのお礼を込めて、いろいろな駄菓子が入った詰め合わせをお渡しする活動を行いました。
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