関さんからは、震災前後の安渡地区の様子を写真パネルを使って紹介いただきました。安渡小学校が避難所として、校庭に仮設住宅が立ち並ぶなかで、ご自身がどんな動きをされてきたのかなど詳しく話をしてくれました。
菊池さんは、社会福祉協議会の仕事の様子やご自身が再び大槌に戻って就職をした時の心情などを語っていただきました。
関さんと近所だった翔君も自分の心情を語ってくれました。「関さんのように分館長になりたい」とぼそっと言葉にした翔君に地元への想いを感じました。
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新田さんは小学校の玄関前でアクセサリーづくりを行い、仮設で暮らす方々が集まり、大きな輪ができていました。数珠玉を使った腕輪が人気を集めていました。
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時間が過ぎるのは早いもので、お別れの時間となりました。しかし今回はここで終わりではなく、みんなで盛岡に、合宿を行います。模擬試験のため、合流が遅れている太地君とも現地で会うことになります。
関さんが仮設の方々に放送を流してくれると、仮設からおばあちゃん方がバスの周りにでてきてくれました。高校生がひとりひとりと握手をし、別れがたい、そんな雰囲気でした。「おばあちゃん、かわいい」と高校生がいえば「めんこいな」とおばあちゃん方。姿が見えなくなるまで手を振り続けていました。
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バスの到着が遅れたこともあり、思いのほか時間が取れて、災い転じた感じでした。トイレ休憩も含め、「産直結ゆい」を訪れました。岩間さんが先導していただけることになり、大槌町でのプログラム全行程にご参加いただきました。あいりがとうございました!
「産直結ゆい」では、大人を中心に、大槌町の特産品やグッズを購入していただきました。高校生は、ソフトクリームに舌鼓。翔君は「こんなところがあるとは知らなかった・・・」。阿部さんの奥さんとお会いしたところ、つみれ汁の食材で多大なご尽力をいただいたのことでした。この場を借りて改めて感謝の意を伝えたいと思います。ありがとうございました!ご参加いただいた方々には、大満足いただけました。できるだけ地元にお金を落としていただくのも大事なことと思い、できる限りであの手この手をやってみました。
ここでお世話になった岩間さんともお別れ。娘を持つお父さんの心情を、「お父さんは、ここでの経験を話してくれることを待っているはずだよ」プライベートのことも含め、高校生に語りかけていただきました。涙をながし、ニット帽をとって、私たちのバスが見えなくなるまで、大きく手を振っていただきました。胸を打つ、脳裏に焼きつく素敵な時間でした。
そして一路、盛岡市内の宿泊施設サンセール盛岡に向かいました。
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ピアサポーター・ユースワーカー・現地調査担当
石川 隆博(Profile)
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